白陶雲雷紋蓋付罐
登録番号 | R000167 |
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時代‧年代 | 殷代 |
材質 | 土 |
遺跡名 | 殷墟小屯遺跡 331号墓 |
遺跡所在地 | 中国河南省安陽県小屯村 |
寸法 | 高19.0 cm 口径10.6 cm |
概要
商代の白陶器は出土数が大変少なく、完璧な形状を保つ例は更に少ない。出土された物は全て殷墟第一期か第二期の大・中型墓で出土され、其の何れもが殷墟陶器の逸品と言える。本白陶罐は一般の青銅製罍に比べて小さく、外形は青銅器「罍」に類似する。本器頂部から丸蓋を見下ろすと、其の上に一頭蟠龍文が有ることに気が付く。首部は長く、凸状に三弦文が施されている。器身は褶曲文を主体に、其の内側が雲雷文で埋め尽くされている。底の部分に高台を付け、蓋と高台の内側に一字ずつ銘文「五」字が陰刻される。