骨製釣り針
登録番号 | T0210043 |
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時代‧年代 | 台湾新石器時代 |
材質 | 骨 |
遺跡名 | 鎖港遺跡 |
遺跡所在地 | 澎湖県馬公市鎖港里 |
寸法 | 長16.8cm 幅0.8-4.1cm 厚0.2cm |
概要
澎湖鎖港遺跡には多くはないが骨製の漁具が遺されており、修復を経て、器表に研磨とやすりがけ、炙った痕跡が明らかになった。上端の棘状突起が括り付けるための部分であり、下端は大きく曲がった鉤状になっており、幅広い。針先は破断している。
こうした形状の骨製釣り針は澎湖地区や近隣の新石器時代遺跡では見られないが、太平洋の島嶼ではよく使われている。したがって、本品はこうした文化との交流や技術伝播があったことを知らせてくれる特殊な意義を持つといってよい。