骨觚形器
登録番号 | R018297 |
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時代‧年代 | 殷代 |
材質 | 骨 |
遺跡名 | 殷墟西北岡遺跡 1001号商王大墓 |
遺跡所在地 | 中国河南省安陽県侯家莊 |
寸法 | 長28.2cm 最大径11.7cm |
概要
本件は商王1001号大墓から出土した骨製品で、象の腿骨であると考えられる。器身断面は角丸三角形を成し、下端は完璧な状態を保つ一方、上端は欠落している。中央部文様帯のやや下方、器身上の湾曲部一箇所に上下並列した二つの穴があるが、此れは取手を取付ける為の構造であると考えられる。
器物上の装飾文様はおおよそ三つに分別できる。上下両端に獣面文、帯状文中段部に饕餮を中心とした文様、また下方三角文の両側に一対逆向きの龍が装飾される。その更に下には帯状の申字文が認められる。これら文様は隙間無く雲雷文で埋められ、技巧を凝らした精緻な彫刻と言える。非常に希少な材料を使用しており、商王の威信が精巧に美しく表現されている。
器物上の装飾文様はおおよそ三つに分別できる。上下両端に獣面文、帯状文中段部に饕餮を中心とした文様、また下方三角文の両側に一対逆向きの龍が装飾される。その更に下には帯状の申字文が認められる。これら文様は隙間無く雲雷文で埋められ、技巧を凝らした精緻な彫刻と言える。非常に希少な材料を使用しており、商王の威信が精巧に美しく表現されている。